舟渡三丁目に社員食堂っぽいガテン系レストラン「エッセン」を発見

こんにちは。いたばしデザイン同好会所属、本業家具職人のサイトーです。
多くの板橋区民には東坂下、三園と並んで辺境の感がある舟渡からのレポートです。

1年前、舟渡小の付近でお昼を食べるところを探したんですが、あの辺全然お店がないんですよね。
そこでGoogle Map先生に聞いたところ、どう考えても店のない位置にレストランがあると…

場所はここ。

不審に思いながら行ってみました。

え、ここ?

え?ここじゃないでしょう?

んんんんん???

ここかよ!

あとから気づいたんですけど、外に向けても地味にPRしてました。

建物の趣からして、関係者以外立入禁止な雰囲気もあり、二十代の自分だったら間違いなく入らなかったんですが、43歳になったおっさんにはもはや日常に怖いものはあまりなく、でも恐る恐る進入。

どうも板橋区施設で、ものづくり関連・ガテン関連の企業のオフィスがある建物みたい。

受付などはなく(あったかも)、ガランとしていて人が(見えるところに)全然いないので不安になってきます。

階段で食堂があるらしい2階へ。

外の廊下に出ると、おお、食堂発見!

でも外から覗いても誰もいない…11時過ぎたばっかだしやってないのかな…というかこの建物に入ってから人影全く見てないし、人いるんだろうか…増す不安(43歳おっさんどこ行った)。

えい!っとはいってみると、奥の調理場にお兄さんが。
「入れますか?」
「ん?ああ大丈夫ですよ」

なんか客が来たのが意外って二アンスを感じたんですが、そのあと何度か行った感じからすると、早い時間にはあまり客が来ないからなのかも。

とりあえず食べることはできそうなのでよかったーと食券機を見ると、

おお!故障中か!
(ちなみにこのあと何度か行きましたが常に故障中です)

3品選べる日替わりランチの中から、ジャンボメンチカツ定食(650円)をチョイス(券は買えないので心のなかで)。
お金を払うのは調理場なんですが、そこへの道のりの途中にお盆やら小鉢やらがあるので、とりあえずそれらを取ります。

営業時間が判明。夜もやってるのは嬉しい。
そういや食券機のメニューにはサワーやら生ビールやらあったな…
飲めるのか。

調理場の横でお兄さんに注文を伝え、お金を払って適当な席で待ちます。
混まない時間はあまり作り置きはしていないみたい。

なんかすんごく社食っぽい。
今どきのキラキラした企業のじゃなくて、昭和の企業の。
「こういう空間好きだなぁ~」
と待っていると、お待たせしましたーと呼ばれました。

ああ、これ、こういうの食べたかったんだよー
写真が小さめで伝わりづらいかもだけど、メンチカツめっちゃデカくてご飯もデフォルト大盛り。
なんか長い道のりだった気がするけどやっとありつけたぜー!

なぜか食堂の片隅で飼われているメダカを眺めながら、普通のご飯の美味しさを堪能。
写真ないんですが、建物は真ん中に吹き抜けがあって、そこに面しているので食堂内はとても明るいです。
ちなみにこのメダカ希少種とかじゃないけど、セオリーに則ったちゃんとした飼い方されてました(自分メダカ詳しいです)。

そうこうしているうちに11時30分を過ぎ、ガテン系の人らの集団が続々とやってきました。
「おお、やっぱ人気店(というか社食的だからなんだけど)なんだな!」とひとりごつ。
自分も木くずの付いたカーゴパンツ姿なんで普通に溶け込んでます。

お膳をセルフで下げ、ごちそうさまでした~と大満足で食堂を後にしました。
食堂って呼び方が自然すぎて意識しないんですが、名前は「ESSEN」です。
ドイツ語で「食べる」って意味らしい。
意外に凝った名付けしてんのね。

というわけで、舟渡では貴重な食事処エッセンのレポートでした。
基本は入居している企業さん向けだと思いますが、外向けに看板を出している以上誰でもウェルカムかと。
勇気を出して入ってみると、思いの外居心地の良い空間と、美味しい普通のご飯が待ってますよ。

なお、ここの南はすぐ橋で、新河岸川を挟んで坂下側には本業でも同好会でもお世話になっている川島紙器工芸があるので、その行き帰りにたまに寄るようになりました。
これはある日の豚キムチ定食。夜のちょい飲みもしてみたいなー。

お食事・喫茶 エッセン
東京都板橋区舟渡3-5-8

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